すのこベッドのカビ対策｜原因・取り方・防止策を徹底解説！

「えっ、すのこベッドにカビが…！どうしよう…」「通気性が良いって聞いたのに、なんでカビが生えるの？」
そんな風に、すのこベッドのカビ問題で頭を抱えているあなたへ。こんにちは、ハウスクリーニングアドバイザーの優香です。
すのこベッドは、確かに通気性に優れていて湿気対策には効果的。でも、使い方や環境によっては、残念ながらカビが発生してしまうことがあるんです。あの黒い点々や白いフワフワを見つけてしまった時のショック、本当によく分かります。

でも、もう大丈夫！この記事では、なぜすのこベッドにカビが生えてしまうのか、その根本的な原因から、安全で効果的なカビの取り方、そして二度とカビを発生させないための徹底的な予防策まで、私がこれまで培ってきた知識と経験を総動員して、分かりやすく丁寧に解説します。
カビの悩みから解放されて、毎日安心して眠れる清潔な寝室を取り戻しましょう！諦めずに、一緒にカビ対策、始めませんか？

こんにちは、優香です。ハウスクリーニングのお仕事をしていると、本当に多くのお宅でカビのお悩みを伺います。特に寝室は、湿気がこもりやすくカビが発生しやすい場所。でも、正しい知識と対策で、カビは必ず撃退できますし、予防も可能です！一緒にスッキリ解決しましょうね。

ショック！なぜ「通気性が良い」はずのすのこベッドにカビが生えるの？

「すのこベッドならカビないって聞いたのに！」
そう思っていたのにカビを発見してしまった時の衝撃は大きいですよね。
確かにすのこベッドは、床板がすのこ状になっているため、マットレスや布団と床の間に空気の通り道ができ、湿気がこもりにくい構造になっています。しかし、それでもカビが生えてしまうのには、いくつかの原因が考えられます。

カビが発生する３大条件とは？

カビは、以下の3つの条件が揃うと、どこにでも発生する可能性があります。

1. 湿度（水分）：カビは湿度が高い場所（一般的に70%以上）を好みます。
2. 温度：20℃～30℃くらいの温度が最も活発に繁殖します。
3. 栄養源：ホコリ、皮脂、食べこぼし、そして木材自体もカビの栄養になります。

寝室は、人が寝ている間に汗をかき（一晩でコップ1杯分とも！）、体温で暖められ、さらに布団やマットレスで覆われるため、実はこの3つの条件が揃いやすい環境なんです。

すのこベッドでもカビてしまう主な原因

• 万年床になっている：毎日布団を敷きっぱなしにしていると、すのこと布団の間に湿気がこもり、カビが発生しやすくなります。
• 部屋の換気不足：窓をあまり開けない、換気扇を回さないなど、部屋全体の空気が滞っていると、湿気が排出されずカビの原因に。
• 寝室の湿度が高い：梅雨時期、結露しやすい部屋、日当たりの悪い部屋、洗濯物を室内干ししているなど、元々湿度が高い環境。
• すのこベッドと壁の間に隙間がない：壁にぴったりつけて置いていると、空気の流れが悪くなり、壁とベッドの間に湿気が溜まりやすくなります。
• マットレスや敷布団の手入れ不足：マットレスや敷布団自体に湿気が溜まっていると、それがすのこに伝わってしまいます。
• ホコリや汚れの蓄積：すのこの上や下にホコリが溜まっていると、それがカビの栄養源になります。

「すのこベッドだから大丈夫」と油断せず、これらの原因に心当たりがないかチェックしてみましょう。

これってカビ？危険なサインを見逃さないで！

「すのこのこの黒い点々、もしかしてカビ…？」
カビかどうか判断に迷うこともありますよね。ここでは、代表的なカビの種類と、その見分け方のポイントをお伝えします。

• 黒カビ（クロカビ）：最もよく見かけるカビの一つ。すのこや壁、浴室などに黒い点々やシミのように発生します。根を深く張る性質があり、アレルギーや喘息の原因になることも。
• 白カビ（シロカビ）：白い綿毛のようにフワフワとした見た目が特徴。比較的初期段階のカビで、黒カビほど頑固ではありませんが、放置すると広がります。ホコリと見間違えやすいので注意。
• 青カビ（アオカビ）：パンやお餅など食品に生えやすいイメージですが、木材にも発生します。青緑色～緑色をしており、アレルギーの原因になることがあります。
• 赤カビ（アカカビ）：浴室のピンク色のヌメリの正体。木材にも発生し、他のカビのエサになることも。

特に注意したいのは、黒カビや青カビです。これらは健康への影響も懸念されるため、見つけたら早めに対処することが大切です。

カビは見た目が不快なだけでなく、胞子を吸い込むことでアレルギー症状を引き起こすこともあります。特に小さなお子さんや免疫力が低下している方がいるご家庭では、より一層の注意が必要ですね。「あれ？」と思ったら、放置せずに早めの対処を心がけましょう。

【状況別】すのこベッドのカビ取り方法｜安全な洗剤と正しい手順

実際にカビが生えてしまったら、できるだけ早く、そして安全に除去することが大切です。
カビの状態や範囲によって、使う洗剤や方法を選びましょう。作業中は必ず換気をし、ゴム手袋、マスク、できればゴーグルも着用してくださいね。

軽度のカビ・初期のカビには

表面にうっすらと生えている程度のカビや、範囲が狭い場合は、比較的刺激の少ないもので対処できることがあります。

• 消毒用エタノール（アルコール濃度70～80％）：
  1. カビとその周辺にエタノールをスプレーするか、布に含ませて拭き取ります。
  2. 乾いた布でしっかりと拭き上げ、よく乾燥させます。

  エタノールは揮発性が高く、木材へのダメージも少ないですが、火気には十分注意してください。

• 重曹ペースト：
  1. 重曹と水を3：1程度の割合で混ぜてペースト状にします。
  2. カビの部分に塗り、しばらく置いてから歯ブラシなどで優しくこすり落とします。
  3. 固く絞った布で水拭きし、その後乾拭きしてよく乾燥させます。

  研磨効果があるので、強くこすりすぎると木材を傷める可能性があります。

• お酢（穀物酢など）：
  1. お酢を水で2～3倍に薄め、スプレーボトルに入れます。
  2. カビに吹きかけ、しばらく置いてから拭き取ります。
  3. お酢の臭いが残るので、水拭きと乾燥をしっかりと。

  酸性なので、金属部分には使用しないでください。

中度～広範囲のカビ・頑固な黒カビには

広範囲に広がってしまったカビや、木材の奥に根を張っていそうな頑固な黒カビには、より強力なカビ取り剤が必要になることがあります。

• 酸素系漂白剤（液体または粉末）：
  1. 製品の指示に従い、お湯（40～50℃くらい）で薄めます。
  2. カビの部分に塗布するか、布に含ませてパックするようにしばらく置きます。
  3. 歯ブラシなどでこすり、よく水拭きして薬剤を完全に落とし、しっかりと乾燥させます。

  塩素系よりは穏やかですが、色柄物や金属には注意が必要です。

• 塩素系漂白剤（ハイターなど）：※取り扱いには最大限の注意が必要です！

  「すのこ カビ取り ハイター」と検索する方も多いように、塩素系漂白剤は非常に強力なカビ取り効果がありますが、その分危険性も高いです。

  1. 【最重要】必ず換気を徹底し、ゴム手袋、マスク、保護メガネを着用してください。
  2. 製品の指示に従い、水で薄めます（原液使用は木材を傷める可能性大）。
  3. カビの部分に塗布し、数分～10分程度置きます。（長時間放置はNG）
  4. 絶対にこすらず、水で洗い流すか、固く絞った布で何度も薬剤を拭き取ります。
  5. 風通しの良い場所で、完全に乾燥させます。

  【塩素系漂白剤の絶対的注意点】

  • 酸性タイプの製品（お酢、クエン酸など）と絶対に混ぜないでください！有毒な塩素ガスが発生し、命に関わります。
  • 木材の種類によっては変色したり、傷んだりする可能性があります。必ず目立たない場所で試してから使用してください。
  • 金属部分に付着すると錆びるので注意。
  • 衣類に付くと脱色します。
  • 使用後は、手や顔をよく洗ってください。

  個人的には、すのこベッドへの塩素系漂白剤の使用は、本当に最終手段と考え、できれば酸素系漂白剤や専門業者への依頼を検討していただきたいです。

カビ取り後の大切なこと

カビを取り除いた後は、必ずすのこを完全に乾燥させることが重要です。
天気の良い日に風通しの良い場所で陰干しするのが理想的。ドライヤーや扇風機を使うのも効果的です。

もうカビない！今日からできる「すのこベッド カビ防止」徹底習慣

カビは一度生えてしまうと、除去するのも大変ですし、完全に元通りにするのは難しいこともあります。
だからこそ、カビを発生させないための「予防」が何よりも大切！
ここでは、今日から実践できるカビ防止の習慣をご紹介します。「すのこベッド カビない」を目指しましょう！

1. 毎朝の「布団上げ」と「換気」をセットで！

これが最も基本的で、最も効果的な予防策です。

• 朝起きたら、掛け布団をめくり、敷布団やマットレスの湿気を飛ばしましょう。できれば、敷布団やマットレスも毎日上げて、すのこ板と布団の間に空気を通すのが理想です。
• 同時に窓を開けて寝室の換気を。5～10分程度でOK。空気の通り道を作るために、2ヶ所以上の窓を開けるか、窓とドアを開けるのが効果的です。

2. 寝室の湿度コントロールを意識する

• 湿度計を置いて、湿度をチェックする習慣を。理想は50％前後です。
• 梅雨時期や冬の結露が多い時期は、除湿機やエアコンの除湿機能を活用しましょう。
• 洗濯物の室内干しは、できるだけ寝室を避けるか、除湿機を併用するなどの対策を。

3. すのこベッドの置き場所と使い方を見直す

• 壁から5cm～10cm程度離して設置する。空気の通り道を作りましょう。
• 窓際や、結露しやすい壁の近くは避けるのがベター。
• ベッド下もこまめに掃除し、ホコリを溜めないように。

4. 敷布団・マットレスの湿気対策

• 定期的に布団を干す。天日干しが難しい場合は、布団乾燥機を活用しましょう。
• 除湿シートやすのこマットを布団の下に敷く。布団の湿気を吸い取ってくれます。こまめに乾燥させるのを忘れずに。

5. すのこ板自体のメンテナンス

• 月に1～2回程度、すのこ板のホコリを掃除機で吸い取ったり、固く絞った布で拭いたりしましょう。
• 天気の良い日には、すのこ板自体を壁に立てかけるなどして風を通し、乾燥させるのも効果的です。

6. 「すのこ カビ防止 スプレー」などのグッズを活用

市販のカビ防止スプレーやすのこ用の防カビシートなども、上手に活用すれば予防効果を高めてくれます。

• カビ防止スプレー：エタノールベースのものや、天然成分のものなど種類があります。使用方法や持続期間を確認し、定期的にスプレーしましょう。すのこを掃除して乾燥させた後に使うのが効果的です。
• 防カビシート：すのこと布団の間に敷くタイプ。除湿効果や防カビ効果のあるものを選びましょう。

ただし、これらのグッズはあくまで補助的なもの。毎日の換気や布団の上げ下ろしといった基本的な対策と併用することが大切です。

カビ予防は、毎日の小さな習慣の積み重ねが本当に大切なんです。例えば、朝起きたらカーテンを開けて布団をめくる、これだけでも全然違いますよ。週末には、すのこ板も少し風に当ててあげると、カビも寄り付きにくくなります。無理のない範囲で、できることから始めてみましょう！

すのこベッドの「デメリット」と、それでも選ばれる理由

「すのこベッド デメリット」と検索すると、「カビやすい」という情報が出てきて不安になる方もいらっしゃるかもしれませんね。
確かに、使い方や環境によってはカビのリスクがあるのは事実です。しかし、それは他のタイプのベッドでも条件が揃えば同じこと。

すのこベッドには、それを上回るたくさんのメリットがあります。

• 通気性が抜群に良い：湿気を逃しやすく、布団やマットレスを清潔に保ちやすい。
• 衛生的：ホコリが溜まりにくく、掃除がしやすい。
• 軽量で扱いやすいものが多い：移動や掃除が楽。
• 比較的リーズナブルな価格帯のものが多い。
• 天然木の温もりを感じられるデザインも豊富。

大切なのは、デメリットを正しく理解し、それをカバーするための対策（＝カビ予防）をしっかり行うこと。
そうすれば、すのこベッドのメリットを最大限に活かして、快適な睡眠環境を手に入れることができますよ。

【Q&A】優香が答える！すのこベッドのカビ、みんなのギモン

ここでは、皆さんからよくいただく、すのこベッドのカビに関する質問にQ&A形式でお答えしますね！

Q1. 賃貸マンションで、すのこベッドにカビが生えてしまいました。退去時に修理費用を請求されますか？

A1. これはケースバイケースですが、通常の使用による多少の汚れや経年劣化は貸主負担となることが多いです。しかし、明らかに手入れを怠ったことによる広範囲なカビや、床や壁にまでカビが広がってしまった場合は、借主の責任となり修繕費用を請求される可能性があります。まずは、カビを発見したら早めに自分でできる範囲で対処し、それでも改善しない場合や広範囲な場合は、正直に管理会社や大家さんに相談することをおすすめします。普段からカビ予防をしっかり行うことが何より大切ですね。

Q2. すのこの素材（木の種類）によって、カビやすさは変わりますか？

A2. はい、一般的に木材の種類によってカビへの耐性は異なります。例えば、桐（きり）は調湿効果が高く、比較的カビにくいと言われています。ヒノキも抗菌作用があるため、カビに強い素材です。一方、安価なパイン材などは、比較的湿気を吸いやすく、カビ対策をしっかり行う必要があります。購入時に素材もチェックしてみると良いでしょう。ただし、どんな素材でも、お手入れ次第でカビのリスクは変わってきますよ。

Q3. 布団ではなく、厚みのあるマットレスを使っています。それでもカビ対策は必要ですか？

A3. はい、必要です。厚みのあるマットレスでも、底面は湿気がこもりやすいです。特に、直接すのこの上に置くタイプのマットレスは、定期的に立てかけて風を通したり、裏返したりするなどのケアが必要です。マットレス用の除湿シートやすのこパットを活用するのも良いでしょう。

この記事のまとめ

すのこベッドのカビ問題、解決の糸口は見つかりましたでしょうか？
カビは見た目も不快ですし、健康への影響も心配ですよね。でも、正しい知識を持って、日々のちょっとした習慣を心がけるだけで、カビのリスクは大幅に減らすことができます。

もしカビが生えてしまっても、慌てずに、この記事でご紹介した安全な方法で対処してみてください。
そして何より、カビを寄せ付けないための予防策を、今日から一つでも多く実践していただけたら嬉しいです。

すのこベッドは、正しく使えば本当に快適で衛生的な寝具です。
カビの悩みから解放されて、毎晩ぐっすり眠れる、そんな心地よい寝室環境を、ぜひ手に入れてくださいね。
あなたの快適な睡眠ライフを、心から応援しています！